14日は全国各地で気温が上昇し、今年一番の暑さとなっている。関東甲信と近畿の両地方では今年初の猛暑日(最高気温35度以上)を記録した。
- 各地で見つかった「幻の最高気温」
気象庁によると、午後5時までに京都市中京区で最高気温35.9度を観測し、全地点で今年最も高くなった。そのほか、群馬県桐生市35.7度、兵庫県朝来市35.2度、岐阜県美濃市35.0度など、全国16地点で猛暑日が続出した。東京都内でも33.2度を観測し、8月上旬並みの暑さとなった。
東京消防庁によると、都内では14日午後3時までに熱中症で42~95歳の男女13人(速報値)が搬送された。うち70~90代以上の男女5人が中等症、ほか8人は軽症だという。重症はいなかった。
同庁はこまめな水分補給や、外を歩くときは日陰を選んで歩いたり室内では冷房や扇風機を使ったりするよう呼びかけている。(大山稜)